NBA FAN's-GYM

減量・ダイエットなどのボディメイクを行う上でのトレーニングや食事の知識・方法をご紹介すると共に、趣味のNBAについて主観的に語り、バスケのパフォーマンス向上に役立つ情報も提供する!!

第1シードのBOSが苦戦するワケ

f:id:zwki-178:20170421040446j:plain

<CHI vs BOS 個人能力と経験値の差>

現地4月18日に行われたCHI vs BOSの第2戦は、111対97で第8シードのCHIが第1シードのBOSにロードで2連勝とアップセットを記録している。
 
レギュラーシーズンで12勝も上回っているBOSがプレイオフでCHIに2連敗を喫している。
 
BOSがまさかホームで2連敗をすると予想した方は、多くないだろう。
ウェイドが復帰したことでこのシリーズがアップセットになると予想したNBAファンは、かなりマニアックなファンに違いない。
 
私もホームでBOSが連敗をするとは思わなかった。
 
ただ、考えてみれば、経験値で圧倒的に優っているチームはCHIの方だ。
 
何と言っても怪我から早期復帰を果たしたドウェイン・ウェイドは、3度の優勝を経験しており、ファイナルMVPまでも獲得した経験がある実力者だ。
 
また、センターのシャキール・オニールこと"シャック"と優勝を果たした後、シャックがいなくなってからも数シーズンを孤軍奮闘でMIAをプレイオフまで導いた個人能力の高い選手でもある。
 
現在、14シーズン目の35歳のベテランのウェイドは、かつて程のプレーは期待できないが、それでも現NBAで平均20得点近く取る能力は持っている。
 
優勝経験がある選手は、ウェイドだけじゃない。
かつて、BOSの2008年の優勝に大きく貢献したライジョン・ロンドもPGとしてコートに立っている。
 
今シーズン長い間、スターターから外れていたロンドは、シーズン終盤からスターターに返り咲き、好調を維持している。
 
ロンドも今シーズンで11シーズン目になるベテラン選手である。
ウェイドと違い、ロンドは周りの選手を活かすパスを中心としたプレースタイルが持ち味だ。
 
CHIにはまだ若かった時代にデリック・ローズと共にコートでプレーしたジミー・バトラーがエースとしてチームに所属している。
このバトラーは、飛躍的な成長を遂げてミドルレンジやアウトサイドからのシュートを得意とするプレーヤーとなった。
 
ロンドのアシストからそのバトラーがシュートを決めることもあれば、アウトサイドシュートの得意なニコラ・ミロチッチへキックアウトしての3Pというプレーもできる。
 
コート上での視野の広さがあるロンドは、フリーでのシュートチャンスを多く作ることができ、それはプレイオフという大舞台でも経験値が高いことから惜しみなく発揮できるだろう。
 
NBAのプレイオフでは、経験が勝敗を分けると言っても過言ではない。
CHIのスターターのプレイオフ出場試合数を合計すると、335試合という数字が出る。
対して、BOSのスターターのプレイオフ出場試合数は、160試合である。
単純に出場試合数で比較すると、CHIがBOSよりも3倍以上の経験値を持っている。
 
経験の差が少なからずあることは事実だろう。
 
私は、経験以外にもBOSに欠けるものがもう一つあると見ている。それが個人能力の差だ。
BOSの選手の個人能力が低いという意味ではない。
CHIの選手の個人能力が高いという意味だ。
 
BOSにはスコアラーのアイザイア・トーマスがいて個人能力も高く、得点力で比較すればロンドよりもずば抜けている。
また、インサイドのアル・ホーフォードも万能な動きができ、得点以外での活躍も目立つ。
 
しかし、プレイオフでの闘いは、エースが徹底的に厳しいマークを強いられることが基本だ。
エースが厳しい状況の中、他の選手が効果的にオフェンスをフィニッシュまで持っていかなければ、トーマスの負担が大き過ぎてしまう。
 
逆にCHIは、エースのバトラーが厳しいマークにあったとしてもウェイドやゲームメイカーのロンドからロビン・ロペス、ミロチッチへアシストというオフェンスオプションが多く存在する為、バトラーばかりを気にかけることが難しくなり、結果的にバトラーのマークが少しは緩くなる。
 
また、経験の少ないチームに起こりやすい現象として、試合終盤の闘い焦りが出てしまうことが挙げられる。
試合巧者のCHIへリードを許してしまえば、経験不足のBOSにはどうしても不利になってしまう。
 
BOSがCHIを負かす為に必要なことは、試合終盤までリードを保つことだろう。

youtu.be

 

ネット環境の不具合で投稿が1日遅くなってしまった...

こちらも改善が必要だ…