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「筋トレすると禿げる」という噂があるが、筋トレによる薄毛は本当に起こるのか!?

 
よく、「筋トレすると禿げる」などという噂があったりするが、実際、筋トレが原因で薄毛になることはあり得るのだろうか。
 
糖質制限でも禿げるというような声もたまに耳にするが、糖質制限ダイエットが原因で抜け毛が増えることはあり得るのだろうか。
 
なぜ、筋トレや糖質制限によって薄毛になるという噂が出回っているのか。
 
今回は、筋トレと薄毛の関係性についてお伝えしていく。

 

<筋トレと薄毛を関連付けるものとは>

筋トレをすると禿げる。
そう聞くと、男女共に筋トレをするのが嫌になるかもしれない。
 
だが、筋トレをすると禿げるという噂は、本当なのだろうか。
これに関しては、医学的に証明されているものはない。
単に、そのような噂が出回ってしまっているだけのようだ。
 
では、なぜ「筋トレすると禿げる」という噂が出回ってしまったのか。
 
これには、3つの成分が関わっていることが原因となっていると考えられる。
 
筋トレで禿げると噂される3つの原因
①テストステロン
②タンパク質
③活性酸素
 
上記3つの成分が筋トレと薄毛を関連付けようとされた原因のものである。
それでは、1つずつ見ていこう。
 
 

<テストステロンと薄毛>

テストステロンとは、男性ホルモンの1種であり、男性が男性らしくいられるようにする為のホルモンである。
 
男性ホルモンの1種と言われると、男性にしか分泌されないと思うかもしれないが、男性ホルモンも女性ホルモンもどちらも分泌されるものである。
 
男性ホルモンの1種であるテストステロンにはどのような効果があるのか。
 
テストステロンの主な効果
・骨を強くする。
・筋肉を強くする。
・ドーパミン分泌促進
 
この他にもたくさんの効果があるが、主に、このような働きをもたらすものがテストステロンだと覚えておいて欲しい。
 
 
筋トレを行うと、このテストステロンが多く分泌されていく。
だが、テストステロンが体内で変化を遂げると、ジヒドロテストステロンとなってしまう。
 
このジヒドロテストステロンこそが、AGAの原因となるホルモンである。
 
1つの噂の原因は、筋トレすることによってテストステロンの分泌量が増え、それによって、ジヒドロテストステロンが増殖して禿げるという説の噂が広まっていったのだろう。
 
ジヒドロテストステロンが増加するのは、筋トレによるテストステロンの分泌量が過剰に増加するからである。
 
 
だが、筋トレでテストステロン分泌量が増えるからといって、果たしてそれが「禿げる」に繋がるのだろうか。
 
実際、筋トレを行うと筋肉が増強されやすくなる。
 
なぜ、筋トレが筋肉増強に繋がっているのかというと、筋トレによって分泌量が増えるテストステロンが、筋肉を強くする為に使用される材料となっているからだ。
 
要するに、筋トレによって分泌されたテストステロンのほとんどが筋肉増強の為に使用されるということ。
 
なので、筋トレでテストステロン分泌量が増えたとしても、その全てがジヒドロテストステロンになっていくわけではないので、「筋トレすると禿げる」とは言えないだろう。
 
 

<タンパク質と薄毛>

タンパク質は、筋肉を作る材料となるが、その他にも生命維持活動に必要不可欠なものだったり、髪の毛や爪、皮膚などあらゆる部分に使用される重要な栄養素である。
 
このタンパク質が不足すると、髪の毛などから抜け毛が目立ったりする可能性もある。
 
筋トレをすると、筋肉が損傷するのでタンパク質が必要となり、タンパク質不足になる可能性がある。
 
「筋トレをすると禿げる」は、このようなタンパク質不足という関連性からも広まったのではないか。
 
だが、筋トレをした後は、筋肉が損傷し、栄養を普段の数倍吸収しやすい状態になっているので、タンパク質を摂取するのが基本である。
 
筋トレ後にプロテインから良質なタンパク質を摂取するのはこの為だ。
 
これと、普段のまともな食生活でタンパク質を摂取することができていれば、たとえ筋トレしていてもタンパク質不足になることは考えられない。
 
タンパク質不足になるとしたら、筋トレ後にプロテインを飲んでいなかったり、過度なダイエットなどで1日3食取れなかったりして、栄養不足に陥ってしまっている時くらいだろう。
 
そのような状態の場合は、タンパク質をしっかり摂取していくように、プロテインを活用しながら食生活を見直していくと良いだろう。
 
 

<活性酸素と薄毛>

活性酸素とは、体内の物質を酸化させる力を持つ酸素のことである。
 
活性酸素は、細菌を退治してくれる働きがあるが、体内の物質を酸化させてしまうデメリットもある。
 
要するに、活性酸素だらけになれば、老化が促進されていくことになるのだ。
 
過度な筋トレを行うことで、活性酸素が発生すると言われているが、筋トレをしていない人やそこまで運動をしていない人であれば、筋トレによる活性酸素が薄毛に繋がると過敏に反応しなくても良いだろう。
 
たとえ、筋トレをしていても、ハードな筋トレを毎日のように行なっていなければ、筋トレによる活性酸素の発生を気にするまでもないだろう。
 
それより、運動不足であれば運動するべきだろう。
なぜなら、筋肉は歳を重ねる毎に減りやすくなり、増やしにくくなるからだ。
 
筋肉量が減少すれば、それこそ身体にガタがきて薄毛どころではなくなるだろう。
 
 
活性酸素は、筋トレ以外にも発生させやすいものがある。
 
それが、「たばこ」「飲酒」「ストレス」などである。
 
もし、喫煙や飲酒の頻度や量が多ければ、これは、活性酸素を発生させやすくするので、肌はボロボロになり、薄毛も進行してしまうだろう。
 
過度なストレスを感じている人も同じで、このような人は、薄毛や抜け毛などに悩まされるかもしれない。
 
他にも薄毛には様々な原因が考えられるが、詳しくは、下記サイトをオススメする↓

  
現代では、薄毛などの治療は容易に行うことができるのではないか。
 

 

 

<糖質制限ダイエットが原因で本当に禿げるのか!?>

糖質制限ダイエットをしている途中で、「最近、抜け毛が多くなってきたような…」という人が稀にいる。
 
これは、糖質制限が原因で起こっている現象なのか。
 
先程の「筋トレで禿げると噂される3つの原因」でもお伝えした通り、糖質制限中での筋トレによって抜け毛が多くなってきたとは考えにくい。
 
なぜなら、筋トレをしたところで、筋トレによって分泌されるテストステロンは、筋肉増強の為に使用され、筋トレ後はしっかりプロテインでタンパク質を補うようにするからだ。
 
だが、稀かもしれないが、遺伝的に筋トレでのテストステロン分泌量の増加で、薄毛になりやすい人もいるかもしれない。
 
また、糖質制限ダイエットでの食生活が正しくできていなく、タンパク質不足に陥っている場合もあるかもしれない。
 
糖質制限ダイエットをする前から、元々、喫煙や飲酒、過度なストレスを抱えていた人であれば、薄毛になる可能性は考えられる。
 
糖質制限によって薄毛になるかと言ったら、全くもってそうではないだろうから、糖質制限ダイエットでの薄毛、禿げは、信じなくても良いだろう。
 
 
もし、タンパク質不足で抜け毛が多くなっているであれば、プロテインや食生活での高タンパクな食事の見直しをするだけで解決できる。
 
だが、遺伝的や喫煙者などの人の場合は、抜け毛や薄毛を防ぐことは難しいかもしれない。
 
そんな時は、簡単に始められるような育毛剤などから、まずは、試していくと良いだろう↓