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カンファレンス・ファイナルへの最後の切符

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<BOS vs WAS、セミファイナル最後のシリーズ>

第4シードのWASは、第1シードのBOSとプレイオフで互角の闘いを繰り広げいている。
BOS vs WASのイースタンカンファレンス・セミファイナルは、BOSが3勝2敗でシリーズ制覇に大手をかけている。
 
これからWASのホームに戻っての第6戦が始まるところだ。
 
第6戦でBOSが勝てば、イースタンカンファレンス・ファイナルではもうすでにCLEが相手として君臨している。
 
レブロン・ジェームズ率いるCLEは、レギュラーシーズン終盤に調子が狂う場面も見られたが、TORとのセミファイナルでは、TORにレブロンを止められる選手がいなく、そのままCLEを勢いに乗せてしまったのだ。
ここへきてCLEは、再び優勝候補に返り咲いた。
 
第6戦でWASが勝利したとしても第7戦は、BOSのホームで行われる。
ここまでの両チームの対戦は、ホームチームが勝っている状態なので、仮にBOSが第6戦を落としてもBOSが圧倒的に有利なのは変わりない。
 
対するWASは、第6戦は何が何でもホームで勝利しなければならない。
もし、第6戦を制したとしても今度はロードでBOSに勝たなければ、CLEが待つイースタンカンファレンス・ファイナルには進出できない。
 
個々の能力を見てみると、WASが勝ち上がることは、十分に考えられる。
むしろ、個人能力であれば、WASの選手の方が優っているだろう。
 
だが、チーム力ではBOSの方が上だ。
BOSのオフェンスでのパス回しは、素晴らしい。
フリーの選手を見つけて最後までパスを回し、確率の高いシュートを狙ってくる。
また、アイザイア・トーマスのファウルの貰い方や一瞬の隙を見逃さずに狙ってくるアウトサイドシュート、これを止めるのは至難の技だ。
ローテーションを徹底してチームディフェンスでフリーな状況を作らないように集中していかなければならない。
 
WASのディフェンスは、これまで以上に質を上げていく必要があるだろう。
 
WASがBOSに苦戦している原因は、他にもある。
まず、ジョン・ウォールとガードコンビを組んでいるブラッドリー・ビールの不調だ。
 
第5戦でもフリーの3Pなど、シュートをことごとく外してどうしても波に乗り切れなかった。
中盤からは、ミドルレンジからのシュートを中心に得点を上げてきたが、欲しいところでシュートを決めきれないでいた。
 
第3クォーターにはウォールがドライブでゴール下まで突っ込んで、キックアウトでビールにアシストするのだが、その3Pも決めきれないので得点が伸びていかない。
 
キックアウトからのシュートが得点に結びつかなければ、ウォールが切り込んだ際にアウトサイドにパスを捌き辛くなるので、ウォールはレイアップまでしようとするが、そうなると単調になるので、BOSのアル・ホーフォードにブロックをされてしまう。
 
ビールのアウトサイドシュートが改善できれば、WASが波に乗ることができるだろう。
 
他にも、ビールはアイソレーションの際にドリブルをしてショットクロックギリギリまで待つのだが、そこでドリブルをミスしてしまう。
このケアレスミスは、ファーストブレイクからの得点に繋がってしまうので危険だ。
 
ビールとは別に、ウォールはこのシリーズでPPG27.8、APG12.3、SPG2.8を記録しおり、好調を維持していた。
だが、第5戦は、21得点、4アシストでFG成功率も41.2%(7/17)と過去4戦よりも成績を落としている。
ビールが不調な上にウォールまで調子が悪ければ、WASのオフェンスは機能しないだろう。
 
 
WASが勝利するには、ウォールの安定した活躍とビールのアウトサイドシュートにかかっているだろう。
ビールの3Pシュートは、第6戦でも注目のポイントになるに違いない。