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ホームでの2戦で復調したイースト王者

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<JRスミスとレブロンの変化>

GSW vs CLE、第4戦までが終わり、3-1とCLEが大手をかけられてからようやく1勝を挙げた。
 
第1戦、第2戦とGSWに負けたCLEは、第3戦をホームで闘い、試合終盤で逆転負けをしたものの、ゲーム内容は確実に変わってきた。
そして、第4戦は、116対137と大差で勝利した。
 
まず、第3戦から変わったことは、キープレーヤーであるJRスミスが活躍したことだろう。
スミスは、GSWのホームで行われた第2戦までで、3P1本のみの3得点と不振に陥っていた。
ところが第3戦、ホームでの試合になると、3P10本中5本を沈め、16得点を記録した。
そして第4戦でも3P9本中5本を沈め、15得点を記録した。
 
第3戦は、第1クォーター開始早々スミスが3Pを2本決め、スタートダッシュに成功した。
後半にも3Pの確率を下げることなく、第4クォーター、GSWのトンプソンに3Pを決められ107対108と1点差に迫られたところでも怯むことなく積極的にプレーした。
 
そして、残り3分10秒の大事な場面で3Pを沈め、107対113とリードを広げた。
 
第4戦でも開始早々に3Pを2本決める活躍を見せた。
きっと、最初にチームとしてスミスに3Pを打たせるというプランになっていたのだろう。
 
レブロンアービング、ラブ以外の選手でスミス、コーバー、シャンパートの活躍がCLEの勝利に大きく影響を与えることになるだけに、第5戦にも注目したい。
 
第3戦からもう一つ変わったこと、それはチームリーダーとしての役割を担っているレブロンのプレースタイルだ。
 
第2戦までは、ゴール下までドライブにいき、シュートが打てないとキックアウトという単調なプレーを連発していたが、ホームゲームでは、中距離からのシュートや3Pシュートを積極的に狙ってきた。
 
ドライブで無理なシュートを放つ回数が減り、シュートセレクションの良い中距離、長距離ショットが増えた。
それにより、CLEのオフェンスパターンが増え、ディフェンスをすることが難しくなった。
結果、第2戦までのゲーム展開とは全く異なり、CLEが試合の主導権を握ってゲーム展開していた。
 
第2戦後にも話したが、スミス、コーバー、シャンパートの活躍がカギを握るであろうこのシリーズは、第3戦、残り52秒の場面でレブロンからのキックアウトでコーバーが3Pを放つシーンがあった。
ここをコーバーがもし決めていれば、第3戦はCLEが勝利する可能性は高くなっていた。
 
スミスの調子は良かったが、コーバーの武器である3Pを試合終盤でも決めることができれば、CLEは強くなるに違いない。
MIA時代に3Pの名手として活躍したレイ・アレンのような役割をコーバーが熟せば、シリーズを巻き返すことは不可能ではない。
 
レブロンがこのシーンでパスを選択したことが批判の対象になっているが、どっちでも良いことだ。
元々レブロンは、クラッチタイムでパフォーマンスの上がるようなタイプのプレーヤーではない。
クラッチタイムでもレブロンらしい普段のプレーをした方がミスは少なくなるだろう。
レブロンは、このシーンで普段通りレブロンらしいプレーをしたまでだ。
 
私は、レブロンのあの1プレーに間違いはなかったと思う。
レブロン自身ももう一度あの1プレーをやり直すことができても同じ選択をしたと話している。
 
もし、あの1プレーをレブロンにフィニッシュまで行けというのであれば、私は、それよりもアービングアイソレーションをなぜ選択しなかったんだと言いたい。
 
逆にデュラントは、その1プレー後に逆転となる3Pを沈め、相変わらずな勝負強さを見せつけた。
元々コービーのような勝負強さを兼ね備えているデュラントは、昨シーズンまでの試合を決める選手がいなかったGSWに大きな戦力として貢献している。
 
その後、第4戦はCLEが快勝し、シリーズは少なくとも第5戦まで続くことになった。
 
第4戦、GSWはカリーがボールを持つ時間がほとんどなかったことが敗因だったのではないか。
シャンパートのガードが凄かったこともあるが、なんとかカリーをチーム全体でも活かすようにオフェンスを組み立てなければならないだろう。
 
 
ただ、カリーが2試合続けて不調に陥ることは少ない。
CLEは、第5戦のカリーには気をつけないといけない。
また、スティーブ・カーHCが戻ってからトンプソンの3Pは、復活してきている。
 
さらに、昨シーズンとは違い、第5戦はホームコートアドバンテージを保持するGSWのホームで行われるだけに、GSWにとっては有利な状況になっている。
 
第5戦、GSWはスプラッシュブラザーズに、CLEはアービングの好調が維持できるかに注目したい。