MIN、異端児ランス・スティーブンソンを負傷により契約解除
<ジャーニーマンとなったスティーブンソン、負傷退場>
MINは、ランス・スティーブンソンとの2回目の10日間契約を失効させた。
これにより、スティーブンソンは、フリーエージェントになった。
スティーブンソンは、3月15日に行われたBOS戦で足首を負傷し、そのまま退場した。
この怪我が原因でMINを離れることになったのだろう。
スティーブンソンは、ここ数年で5チームを渡り歩いており、2年間では4チームでプレーしているジャーニーマンとなっている。
しかし、かつてINDに所属していた時期には20代前半という若さで輝かしいキャリアを送っていた。
ディフェンスに定評のあったスティーブンソンは、レブロンとのマッチアップで注目を浴びた。
このシリーズ中、スティーブンソンは、レブロンにしつこくディフェンスをした。
トラッシュトークや挑発的な行為も多々あった。
その中でもとりわけ話題となったのが、レブロンの耳に息を吹きかけるという行為だ。
これは、最高に面白かった。
スティーブンソン以外にも、ケビン・ガーネットもデイビッド・ウエストに対して耳に息を吹きかける行為をしていた。
スティーブンソンは、レブロンにフラストレーションを与える為にそんなことまでするのだ。なかなか面白い選手で好きだった。
カレッジ時代からも元々問題児だったスティーブンソンは、NBAでもそれを不安視されていたが、INDではオフェンスでも貢献。プレイオフの成績は、PPG13.6をマークし、自身の才能をNBA界全体に知らしめた。
スティーブンソンvsレブロン。
ここで1年間をプレーすると、翌年は、LACへ加入した。
しかし、異端児のスティーブンソンは、チームにあまりフィットすることができず、MEMへ行く。
MEMでは得点力が光り、プレイオフでも得点で貢献した。
しかし、オフシーズンにはまたフリーエージェントになってしまう。
今シーズン序盤は、NOPへ入団したが、わずか6試合で怪我をして解雇された。
今回、MINには10日間契約でアピールチャンスを与えられたにも関わらず、負傷退団という結末になってしまった。
INDでの輝かしいキャリアからのどん底。
身体能力の高いプレーヤーなだけに勿体ない。
私としては、異端児のスティーブンソンは、6thマンとしてコート上で自由にプレーをさせてあげることで、本来の魅力が引き出るのではないかと思う。
システムが複雑なSASやNYK、DALには向いていない気がするが、元のINDでのプレーには可能性を感じられる気がするが…
他にも、現在ノリに乗ってるMIA、カズンズがいなくなったSAC辺りでは貢献できそう。
MINも悪くなかったと思う。怪我さえなければそのまま起用して欲しかったと個人的には思う。
あの異端児のスティーブンソンをもう一度、真剣勝負のプレイオフで見てみたいと思うのは私だけだろうか。