BOS、OKC、MINの3選手をちょっと比較してみた
<3チームのビッグスリー、どこが最も脅威になるか>
今オフは、スター選手の移籍が激しく起こった印象を受けた。
他にもポール・ミルサップのDEN入りやダニーロ・ガリナリのLAC加入、ドウェイン・ウェイドとデリック・ローズはCLEへ。
全て挙げればキリがないくらいだ。
BOSは、UTAからエースであったゴードン・ヘイワードも獲得した。
ヘイワードは大学時代、BOSのHCを務めるブラッド・スティーブンスの元で指導を受けていた。
OKCも今オフに大型補強に成功しているチームの一つと言えるだろう。
OKCは、トレードによりINDからポール・ジョージを獲得し、先日、NYKからもトレードでカーメロ・アンソニーを獲得した。
そして、MINも今オフは選手の補強に成功したのではないか。
CHIからエースのジミー・バトラーを獲得した。
MINのHCであるトム・ティボドーとはCHI時代に選手とHCという間柄であった。
この新戦力を手にした3チームの3選手の昨シーズンの成績を見てみる。
【BOS】
カイリー・アービング(25歳)
PPG25.2、APG5.8、SPG1.2、FG成功率47.3%、3P成功率40.1%
ゴードン・ヘイワード(27歳)
PPG21.9、APG3.5、SPG1.0、FG成功率47.1%、3P成功率39.8%
アル・ホーフォード(31歳)
PPG14.0、RPG6.8、BPG1.3、FG成功率47.3%、3P成功率35.5%
【OKC】
ラッセル・ウェストブルック(28歳)
PPG31.6、APG10.4、SPG1.6、FG成功率42.5%、3P成功率34.3%
ポール・ジョージ(27歳)
PPG23.7、RPG6.6、SPG1.6、FG成功率46.1%、3P成功率39.3%
カーメロ・アンソニー(32歳)
PPG22.4、RPG5.9、BPG0.5、FG成功率43.3%、3P成功率35.9%
【MIN】
ジミー・バトラー(28歳)
PPG23.9、APG5.5、SPG1.9、FG成功率45.5%、3P成功率36.7%
アンドリュー・ウィギンズ(22歳)
PPG23.6、RPG4.0、SPG1.0、FG成功率45.2%、3P成功率35.6%
カール・アンソニー・タウンズ(21歳)
PPG25.1、RPG12.3、BPG1.3、FG成功率54.2%、3P成功率36.7%
BOSのビッグスリーは、3選手で1試合61.1得点を取れる計算になる。
OKCは、単純計算ではあるが、3選手で1試合77.7得点を取る実力がある。
MINの3選手は、1試合で72.6得点取れる実力を秘めている。
この成績から見ると、得点力が最もあるのはOKCのビッグスリーだ。
オフェンスのバリエーションもかなり豊富だろう。
ジョージもカーメロもミドルレンジからもロングレンジからも高確率でシュートを狙える。
それに加えてカーメロは、インサイドでポストアップもできる。
ウェストブルックは、ドライブで切り込んでの得点が得意でフリースローを貰うのも上手い。
切り込んでからアウトサイドにパスを捌けばジョージもカーメロも決めてくれるだろう。
年齢としても絶頂期なジョージ、ウェストブルック。
カーメロは、経験豊富なベテランの粋に達している為、他のスター選手との共存も問題なさそう。
ただ、このビッグスリーが来シーズンで解散することも大いに考えられる。
ジョージは、LALへ移籍するかもしれないという噂が絶えず、カーメロも来シーズン終了時で契約を満了する。
来シーズンのチームの成績が、このビッグスリーの行方を決めるのかもしれない。
BOSもまた、アービングとヘイワードがこれから全盛期と言える年になるだろう。
ホーフォードは、ベテランらしく、この2選手やチームを団結させるよう連携を取っていくことだろう。
MINは、バトラーがこれから全盛期に突入するだろう。
ウィギンズとタウンズはまだまだ若く、これからの選手なので、今後、お互いに共存しあっていくことで不満が生まれる可能性もなくはない。
アービングのようにチームを離れたいと思うこともあるかもしれない。
それでもこの若い選手の爆発力は、リーグでも脅威となるに違いない。
噛み合えば最も脅威と言えるのは、OKCのビッグスリーだと思うが、ボールのシェアにあまり苦労しなさそうなのは、MINの3選手な気がする。
BOSのビッグスリーもベテランのホーフォードがいるし、ヘイワードもボールを欲しがるような選手ではないので、すぐに噛み合ってくるのではないか。
来シーズンのこの3チームの3選手を注目したい。