WAS、鉄壁の守備でATLに勝利
<WAS vs ATL モリスがプレイオフデビュー戦で躍進>
イースト第4シードのWASは、第5シードのATLと対戦し、107対114で勝利した。
ジョン・ウォールとブラッドリー・ビールのガードコンビがチームの看板プレーヤーであるが、初戦では昨シーズンPHXから途中加入したマーキーフ・モリスが大活躍した。
モリスは、DETのマーカス・モリスと双子の兄弟である。
モリスは、21得点、7リバウンド、1スティール、4ブロックと攻守共にチームの勝利に大きく貢献した。
この試合のWASのディフェンスは、とても良かった。
ボールへの執着心が強く、ルーズボールもオフェンシブリバウンドも必ず飛びついていくのだ。
マーキーフ・モリス、オット・ポーターJr.、ジョン・ウォールのハッスルプレー、マーキーフ・モリス、ジョン・ウォールの豪快なブロック、マーチン・ゴータットを筆頭に果敢にオフェンシブリバウンドにも絡み、セカンドチャンスも何度も奪った。
特に、ウォールのシュリューダーに対してもハリーバックからのブロック、マーキーフ・モリスのドワイト・ハワードを含めた2連続ブロックは、かなり興奮した。
若手中心のWASは、エネルギッシュなプレーで試合の流れを掴んでいった。
ATLも前半は、ポール・ミルサップが活躍し、ハーフタイムまでは、48対45でATLがリードをしていた。
この時点では、両チーム共、要所では流れを掴んだりしたが、完全に相手チームを突き放すような時間帯はなかった。
しかし、後半に入るとモリスのディフェンスを前にミルサップが失速し、ATLのシュートの精度が悪くなった。というより、WASのディフェンスが良かったのだろう。
そして、第3クォーター後半辺りからはエースのジョン・ウォールの時間がやってくる。
ドライブで切り崩してダブルクラッチを決めたり、3Pも沈め、ディフェンスを揺さぶってからのミドルショットもあった。
ウォールのキックアウトからチームメイトがアウトサイドシュートを決めるシーンも何度も見られた。
インサイドのゴータットとのピック&ロールでの合わせも素晴らしかった。
モリスとはアリウープパスも決め、完全にゲームメイカーとしての役割を果たしていた。
モリスと共に攻守共に大活躍したこの試合でのMVPのウォールは、32得点、14アシスト、1ブロックを記録した。
対するATLは、シュリューダー、ミルサップが奮闘したが、勝利には及ばなかった。
シュリューダーは、25得点、9アシストを記録し、ミルサップは、19得点を記録した。
ただ、WASの控えセンター、イアン・マヒンミの欠場は、徐々にゴータットの負担になってくるだろう。
ハワードとのマッチアップは、体のぶつかり合いが激しい為、体力も消耗される。
早期復帰を期待したい。