今オフに移籍が噂されているスター選手達
さて、移籍がありそうなスター選手が多い今年のオフシーズン。
噂されているトレードやFA契約をみてみよう。
<クリス・ポールの移籍先>
まず、LACのPGでリーグ屈指のPGの呼び声が高いクリス・ポールの動向をみてみよう。
ポールは、LACに残留する可能性もあるが、SASがポールとの契約を検討していることが明らかとなっているようだ。
だが、SASだけではなく、ポールは他にもHOUやDENと話をする予定だ。
仮にHOUに移籍した場合、ジェームズ・ハーデンとガードコンビを組むことになるだろう。
ポールが来れば、ゲームメイクはポールがすることが多くなり、ハーデンのボール運びやゲームメイクは少なくなるだろう。
ハーデンは、キャッチ&シュートよりも自らボールを保持し、アイソレーションでステップバックからのシュートや独特のステップで相手を翻弄するプレーヤーである。
ポールのゲームメイクに上手く調和できるかがカギになってくるだろう。
HOUは、インサイドを補強したいかな。
DENに移籍した場合、インサイドには今シーズン大活躍したニコラ・ヨキッチがおり、今シーズンの成績もPPG16.7、RPG9.8、APG4.9を記録している。
また、ダニーロ・ガリナリが残っていれば、シューターなので上手くフリーな状況を作ってあげて精度の高いシュートを打たせたい。
インサイドのヨキッチもフォワードのガリナリもポールがゲームメイクすることでさらなる飛躍的な活躍を見せてくれるかもしれない。
ポールは、かつてNOH(現NOP)時代にセンターのタイソン・チャンドラーを活かしたプレーでアリウープやゴール下での得点を多く取らせた経験があり、LACでもデアンドレ・ジョーダンへのアリウープパスなどを多用し、ジョーダンがオフェンスでも活躍できる場を与えた経験豊富なスター選手。
チーム状況やフィットしそうな方といえば、HOUよりはDENなのかもしれない。
そして、NYKにもしカーメロ・アンソニーが残っているのであれば、ポールがNYKを選ぶことも可能性としてあることが判明している。
ただ、カーメロとフィル・ジャクソンの関係が修復しなければ難しいだろう。
<ポール・ジョージの移籍先>
CLEへトレード移籍が可能ということも噂されているが、大のコービーファンで愛犬の名前までもコービーにしてしまう程のジョージは、LALに憧れているのではないか。
ただ、ジョージの契約は残り1年間のみとなっている。
そして、ジョージがいるならと、大物スター選手がLALへの移籍を考えるようになるはずだ。
L.Aで、しかも伝統あるLALでプレーしたくない選手はそういないだろう。
ジョージ自身は、自分はペイサーだと話しているが、INDに残れず、トレードで放出となれば、LALが最有力候補先になっているようだ。
CLEの可能性は低いが、もしCLEに行ったとしたら、CLEに対抗できるイーストチームの出現がまた遅れそうだし、LALに行ったとしたらイーストのスター選手がまた減り、イーストのレベルが下がりそうな予感はする。
それでもジョージにはLALに行って欲しい。
<アンドレ・イグダーラ、ジミー・バトラーの移籍先>
GSWで一昨年のファイナルMVPを獲得したアンドレ・イグダーラは、GSWに残るだろうと思われていたが、他にもUTAやLACやMIN、CHI、ATLと話をする予定のようだ。
ジミー・バトラーは、トレード先候補としてMINとBOSが上がっているが、BOSへの可能性は低い気がする。
仮に、MINに移籍すれば、若手で才能溢れる選手が多い為、来シーズンのダークホースになり兼ねない。
リッキー・ルビオは、DALやNYKに行くかもしれないという噂があるが、インサイドにはカール・アンソニー・タウンズがおり、得点力のあるアンドリュー・ウィギンズもいる。
そして、今オフにイグダーラを獲得できれば若手とベテランの融合でさらにチーム力が向上する可能性がある。
バトラー、イグダーラの加入は、MINの念願のプレイオフ進出に大きく前進することができるだろう。
まだまだ様々な選手が移籍するであろう今オフは、注目すべき選手が多く、シーズン開幕までがあっという間に感じるかもしれない。
楽しみなオフシーズンになりそうだ。