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怪我人続出のSAS、シリーズ3連敗で崖っぷち

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<第4戦、エースレナードが復帰する可能性を示唆>

現地5月20日に行われたGSW vs SASは、120対108でGSWがSASを下し、シリーズ3-0で王手をかけた。
 
この試合、第1戦でクワイ・レナードの着地点に故意に足を置いて、レナードに怪我を負わせたと訴訟問題にまで発展しそうなGSWのザザ・パチュリアが欠場。
その代わりに先発センターとして出場したジャベール・マクギーが序盤に大活躍した。
ゴール付近で得点を量産し、わずか12分の出場で16得点(FG6/9)を挙げ、第2クォーターにはSASを一気に突き放したGSW。
 
後半には珍しくディフェンスが崩壊し、ローテーションミスが多々起こり、インサイドで簡単に得点を許してしまった。
 
デュラント、カリー、トンプソンの3選手に71得点を与えてしまい、SASはホームゲームを落とした。
 
 
GSWとSASのシリーズは、カンファレンス・ファイナルに相応しい対戦だと思っていたが、司令塔トニー・パーカーとエースのレナードさらにはインサイドのデイビッド・リーまでも失ったSASは、相手がGSWなだけに厳しいシリーズを送っている。
 
今シーズンの優勝候補は、他チームとはやや別格となっているGSWとCLE。
そして、この2チームに対抗できるチームといえば、SASしかなかろうと、NBAマニアならば予測が付いていただろうが、そのSASがGSWに為すすべなし。
 
でもそれもそのはずだ。SASにパーカーとレナードがいないというのは、GSWにカリーとデュラントがいないようなもので、チーム自体が変わってしまう程の影響力を持つプレーヤーを欠いているのだ。
 
また、レナードはスコアラーとしては珍しく、オフェンスでもディフェンスでも中心となるプレーヤーなのだから、レナードを欠いてしまえば攻守共に大幅な戦力ダウンになる。
 
レギュラーシーズンでも両チームの対戦は3回あったが、レナードはその内2試合に出場している。
レナードが出場した試合は、2試合ともSASが勝利している。
 
フリースローも1試合に10本以上貰うので、レナードがコートに立てば、その分GSWのファウルトラブルというのも起きたはずだ。
そうなると、GSWの主力メンバーに出場時間が制限されるプレーヤーが出てきてもおかしくなかった。
 
レナードが24分出場した第1戦は、2点差と接戦で食らいつくことができたが、レナードが欠場してからSASは、大差で負けている。
 
これらの結果からみても、SASにレナードがいないことがどれだけ痛手になっているかが分かるだろう。
 
そんな中、SASのグレッグ・ポポビッチHCは、まだ本調子ではないだろうが、第4戦はレナードが出場する可能性が高いことを示唆した。
 
NBAで過去に0勝3敗からひっくり返したシリーズは未だにない。
可能性は薄いが、レナード復帰でカンファレンス・ファイナルで恥じないよう、スイープ負けを回避したい。
 
レナードの攻守に渡る活躍、パティ・ミルズの3P、SASのディフェンスローテーションの立て直しが次の試合のカギを握っているだろう。
 
第4戦、常勝SASの挽回に期待しよう。