MEM、7年連続プレイオフ進出も問題はあり
<毎シーズン抱えるMEMの問題>
現地3月31日に行われたDAL vs MEMは、90対99でMEMが勝利した。これにより、MEMは、7年連続でプレイオフ進出を決めている。
しかし、MEMは大きな問題を抱えている。それは、主力選手の怪我による欠場だ。
MEMのフランチャイズプレーヤーでもあるセンターのマーク・ガソルが、現地4月2日のLAL戦を含めここ5試合欠場。
かつて、HOUでブレイクした3Pシューターのチャンドラー・パーソンズは、今シーズン残り試合、出場することもなさそうだ。
プレイオフにはガソル、グリーン、ハリソンの活躍は不可欠だ。
特に、ガソルはチームの主力選手であり、オフェンスのファーストオプションでもある。
現NBAで存在感あるインサイドプレーヤーには誰がいる、と聞かれれば、マーク・ガソルは確実に上位に挙げられるプレーヤーだろう。
今シーズンは、PPG19.9、RPG6.2、APG4.6の成績を残しており、1試合平均得点は、自己最高を記録している。
また、今シーズンから3Pシュートも打つようになり、ここまで1試合平均3.7本放ち、3P成功率38.1%を記録している。
ガソルを含め、グリーン、ハリソンの3選手は、現地火曜日に行われるSAS戦に出場するかは不明である。
その前の2014-2015でもシリーズ途中でコンリーが負傷し、何試合か欠場している。
今シーズンもプレイオフで欠場者がいるようであれば、またもレギュラーシーズンでの実力も出せないまま終わってしまいかねない。
また、ビンス・カーターはもう40歳。
カーターファンとして、万全なチーム状態の中、プレイオフを闘い続けて欲しいものだ。
レギュラーシーズンが残り5試合となっているMEMだが、ガソル欠場での5試合では、マイク・コンリーが奮起している。
コンリーは、今シーズンここまでPPG20.5、APG6.4、FG成功率45.3%、3P成功率40.1%を記録しているが、最近5試合では、PPG27.0、APG7.8、FG成功率48.3%、3P成功率42.8%という数字を残しており、MEMのチームリーダーとしてチームを引っ張っている。
また、3月上旬では、1試合で100点以上の失点を5試合連続で許していたが、それ以降の11試合では、わずか2試合しか100点以上取られた試合はない。
このデータからも分かるように、MEMのディフェンスは、確実にディフェンディングチームに返り咲いている。
あとは、ガソルを含めた怪我人が戻ってくることで、オフェンスのバリエーションが増え、それが必然的にオフェンス力の向上に繋がるだろう。
そうなれば、プレイオフでも下位シードなりに足掻くことができるのではないだろうか。
過去2シーズンのような怪我人多数でのプレイオフは、今シーズンこそは避けていきたい。
MEMは、どこまで勝ち進めると思いますか?