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GSWの不調。SAS戦では、KDに続き主力4選手が欠場へ

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ここまでリーグトップの成績を残しているGSWは、3月に入り5試合で3敗を喫している。
 
2月のWASとの最終戦で試合開始早々にケビン・デュラントが負傷退場。
現在リハビリ中で復帰の目処は経っていない。
このデュラントの欠場からGSWの戦力が落ちたことは予想されていたが、厳しい状況は続く。
 
ウエスタンカンファレンス2位のSASとのゲーム差が1.5ゲーム差に迫っており、今日、そのSASとの直接対決がSASのホームで行われる。
今日の試合を含め、残り2回対戦する両チームは、その内SASが1勝でもすれば、タイブレークで有利な状況になる。
 
だが、GSWのHCスティーブ・カーは、「まだ第1シードは我々にあるが、選手たちを酷使させてまで第1シードを獲りに行くつもりはない。」と話している。
 
その言葉の通り、SASのエース、クワイ・レナードが脳震盪でGSW戦欠場を発表すると、GSWもカリー、トンプソン、グリーン、イグダーラの休養を目的に出場しないことを発表した。
 
この決断は、妥当だと思う。
3月に入り、ここまで5戦のうち4戦がロードでの試合だった。
移動は、思っている以上に疲労が溜まる。
デュラントが抜けてカリー、トンプソンの負担もかかってくるところだし、SAS戦が終われば、中2日を空けてホームで3連戦になる。
適切なタイミングでの休養だ。
 

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カリーの不調にも疲れが影響しているのではないか。
ここ5試合でのカリーの3P成功率は、28.5%(16/56)と大きく低迷している。
昨シーズンの3P成功率は、45.4%で3P成功数も402本と歴代トップの記録を保持しているカリーなだけに、今シーズンのカリーに対するマークが厳しくなっているとも思える。
 
しかし、カリーの3P成功数が多くならなければ勝てないのが現実。
直近5試合で負けた試合もカリーは3Pの精度があまり良くなかった。
CHI戦18.2%(2/11)、BOS戦22.2%(2/9)、MIN戦12.5%(1/8)という結果だ。
 
チーム得点もCHI戦87点、BOS戦86点、MIN戦102点というロースコアだ。
GSWの勝利ゲームは、110点近く取ることが多いが、このデータから考えても今の得点力では勝つのは厳しく、彼らのやりたいバスケットでもないはずだろう。
 
カリーの不調は、デュラントが加入してシュートアテンプトが落ちていることも原因の一つに考えられるかもしれない。
昨シーズンのカリーの3PA(3P試投数)は、1試合平均11.2本あったが、今シーズンはここまで9.9本という数字で、このままでいくとシーズン終了までにトータル790本程度になる計算だ。
昨シーズンは、トータル886本を放っているので、100本近く少なくなる数字だ。
また、スクリーナーのボガットがいなくなったこともカリーの3P成功率が低迷している大きな原因かもしれない。
 
ロード遠征が続き、移動が多く、シーズン終盤まで常にアップテンポなプレイスタイルを続けているGSWなだけに、疲労が蓄積されるスピードも早いだろう。
 
何にせよ、一度休養を取る必要があることは確かだ。