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糖質制限ダイエットでは睡眠時間がカロリー消費を高めるカギ!?

 
睡眠は大事だと、良く言われてきたと思うが、睡眠は、ダイエットにおいてもとても重要な役割を持っている。
 
糖質制限ダイエットでは大きく役に立つことだろう。
 
今回は、ダイエット中の睡眠がどのような効果をもたらしてくれるのかということについてお伝えしていく。
 
【目次】

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<睡眠時間が糖質制限中のカロリー消費量を高める>

睡眠は、ダイエット中にも良く重要視されているが、一体なぜ、睡眠がダイエットに関係しているのだろうか。
 
意外と知らないという人も少なくないのではないか。
 
実は、睡眠にはカロリーが使われるのだ。
睡眠時間が長ければ、それだけ睡眠でのカロリー消費が激しくなる。
 
ということは、寝ている間にも食事で取ったカロリーを消費してくれるということが言えるのだ。
 
それを考えると、睡眠を取ることは、ダイエットに繋がることだろう。
 
この睡眠を毎日、適正な時間取ることでカロリー消費や成長ホルモンの分泌、疲労回復にも繋がり、ダイエットを効率良く行うことができる。
 
1日6時間以上の睡眠が大切と言われているが、カロリー消費も考慮すれば、これも正解である。
 
体重を計る際に、夜よりも朝の方が体重が低いのは、睡眠時に消費されたカロリー分がなくなっているからということも、睡眠時のカロリー消費の観点から考えると自然なことだ。
 
ダイエットを行う際は、長めの睡眠も心掛けていきたい。
 
 

<睡眠でのカロリー消費の計算方法>

睡眠でのカロリー消費は、計算式があるので、どのくらいカロリー消費が見込めるのか、どのくらい睡眠でカロリー消費できているのかなどは、計算することができる。
 
睡眠時間×0.017×自体重×補正係数=睡眠時のカロリー消費量
(睡眠時に体重1kgが1分間に消費するカロリー=0.017)
 
【補正係数】 
  男性 女性
20~29歳 1.00 0.93
30~39歳 0.96 0.87
40~49歳 0.94 0.85
 ※50歳以上計算式なし
 
 
例えば、体重55kgの20代女性が8時間の睡眠を取っていれば、カロリー消費量は下記の通り。
 
480分×0.017×55kg×0.93=417kcal
 
この女性は、睡眠時に417kcal消費していることになる。
 
この女性が4時間睡眠の場合だと、カロリー消費量は下記の通り。
 
240分×0.017×55kg×0.93=209kcal
 
8時間睡眠の場合と4時間睡眠の場合だと、208kcalもカロリー消費量に差ができてしまう。
 
これが1週間続けば、1,456kcalも差が生まれる。
このカロリー消費量は、成人女性の平均基礎代謝よりも多い数値だ。
 
これが1ヶ月続けば、5,824kcalもカロリー消費量に差が出てきてしまう。
このカロリー消費量は、成人女性の平均基礎代謝の約5日分に相当する。
 
どれだけ睡眠時間がカロリー消費に重要な役割を担っているかが分かるだろう。
 

 

 

<糖質制限中の睡眠でのカロリー消費の重要性>

睡眠でのカロリー消費量がどれだけ大きなものか分かって頂けただろうか。
 
これは、糖質制限ダイエットにおいては、相当大きなカロリー消費となる。
 
糖質制限では、普段よりもカロリー摂取量が制限されるので、1日のカロリー摂取量が低くなる可能性が高い。
 
例えば、先程の例で挙げた体重55kgの20代女性で基礎代謝1,200kcalの人がいたとする。
1日のカロリー摂取目安量が(1,200kcal+300kcal=)1,500kcalだとする。
 
睡眠時間は8時間で睡眠時のカロリー消費量は、417kcalだとする。
 
1日3食+間食での食事を取ることを考える。
単純に、1,500kcalを4食で割った時、1食あたり375kcalという計算になる。
 
よって、睡眠時の417kcalの消費量は、1食分以上のカロリー消費量ということになる。
 
そう考えると、糖質制限ダイエットでの睡眠8時間というのは、脂肪燃焼には効果的ということが分かる。
 
要するに、この計算での睡眠時間の考えから言うと、1日8時間の睡眠は、1食分以上のカロリー消費量が見込めるということが言えるのだ。
 
糖質制限でのダイエット中に睡眠が欠かせないのは、このような理由があるからだろう。
 
また、睡眠時間が4時間以下と短かったりすると、睡眠時のカロリー消費量がただ減るだけでなく、グレリンというホルモンが多く分泌してしまう恐れがある。
 
グレリンというホルモンは、食欲増進効果や体脂肪蓄積効果のあるホルモンなので、ダイエット中には強敵である。
 
睡眠不足でグレリンが優位になってしまえば、体脂肪の燃焼はしにくくなり、糖質制限でのダイエットが成功しなくなる原因となってしまう。
 
このような理由からも、糖質制限ダイエットでの睡眠は、とても重要である。
糖質制限でのダイエットでなくても、睡眠は、誰にとっても重要なことなので、なるべく睡眠を取るように心掛けていこう。
 

 

 

<糖質制限中でも活用できる睡眠不足の対処法>

睡眠が長く取れないのは、忙しい現代社会では当然の問題である。
 
睡眠不足の影響を少しでも減らすには、対処法を知っておかなければならない。
 
睡眠不足の対処法は、適度な筋トレや運動が効果的である。
 
筋トレや有酸素運動は、成長ホルモンを分泌したり、集中力を高めたり、自律神経を整えたりと様々な効果があるので、睡眠の質を高める要因となる。
 
だが、単発で筋トレなどを行うだけでは効果は出てこないので、必ず、継続して行うようにしたい。
 
継続的な筋トレなどによって、睡眠の質が良くなるので、疲労回復効果や成長ホルモン分泌による美容効果にも繋がるだろう。
 
筋トレなどの運動を継続するということは、睡眠不足の人以外にも言えることで、特に、糖質制限などでのダイエットをする際には、筋トレは欠かせないので、尚更、筋トレを行うべきである。
 
トレーニングを継続的に行い、なるべく多くの睡眠時間を確保するということが、糖質制限ダイエットをする人にとってはとても重要であり、睡眠不足の人にとっての対処法でもある。
 
睡眠の重要性を理解した上で糖質制限ダイエットを成功へと導いていこう。